ふたごろく

双子の記録、ふたごろくをつづります

今日という日は無い方が良かったか?

中学生の時に、

三浦綾子さんのエッセイを読みました。

 

 

病気で身体が痛くて苦しくて

毎日とても辛かったそうです。

 

あまりに辛いから

夜寝る前に、自分に問うたんだって。

 

「今日という日は無い方が良かったか」

 

そしたら

 

今日も痛くて辛くて大変だったけど

その中でも、一つ、二つ、

良いこと、うれしいことがある。

 

あれが無くなってしまうのは嫌だなぁ

やっぱり今日という日はあった方が良かった

 

って思うそうです。

 

 

これを読んで以来、

落ち込むこと、傷つくことがあった日は

 

「今日という日は無い方が良かったか」

 

と自分に問うてます。

 

そしたら、やっぱり

一つか二つは良いことあるんだよねぇ。

 

すごくささやかかもしれないけど。

 

 

あのエッセイを読んでから

25年後、双子を授かりました。

 

育児も大変。

 

ご飯食べるの後回し。

トイレ行くのも後回し。

寝るのも後回し。

 

生きていく上で必要な基本的な欲求が

全部後回しになってる。

 

母親に人権はないな

 

という思いがよぎる。

 

で、質問してみるのです。

 

「今日という日は無い方が良かったか」

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そりゃあ、きつくてきつくて

本当に倒れるかもしれないと思うけど。

 

双子の寝顔がかわいい

今日笑ってくれた

 

この双子に会えなかったら本当に困るから

やっぱり今日もあった方が良い。

 

もうすぐ双子は4歳だけど、

いまだにこの質問はしています。

 

でも、もしも

良いことが一つも無いのなら

 

マジで疲れてるから

一刻も早く休んだ方がいい。

 

もしかしたら産後うつかもしれない。

ホルモンバランスの影響だから

あなたは何にも悪くない。

 

そのために必要なサポートや手助けが

得られますように。

 

ほんと、子どもって宝なんだから

親を助ける社会のサポートがもっと必要だよね。